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そうさみんなのITボーイのブログです

林愛夏の音楽発表会という異国に行ってきた話

 

 

昨日、林愛夏の音楽発表会に行ってきました!!

 

その日はモチベーションも高くて、仕事も区切りがつきほぼ定時退社!!

 

しかし最寄り駅の白金高輪まで約1時間。

 

乗り継ぎミスもあり会場着は19:20頃(19:15開場)。

 

 

これから感想もろもろ書いていきますが、正直かなり批判的に書いてるので「何が転んでもまなっちゃん」な人はパソコンかスマホシャットダウンしてください電源すら切る勢いで戻りましょう。

 

【目次】

 

 

1.例えるなら

一言で表すなら、『「スター・ウォーズ episode8 最後のジェダイ」を見終わった後のようなフラストレーション!!』

 

これはもうスター・ウォーズじゃない!!的な。

 

林愛夏なら何でもいい人向け」のイベントだったかな、って思う。

そのほうが幸せだったんだろうけど、そろそろ10年目も見えてくるアイドルオタク経験を経て、残念ながらそこまで盲目的なオタクじゃないんですよワシは…

 

2.そもそも

この会が「林愛夏の音楽準備室(以下、音楽準備室)」の延長上にあることをすっかり無視してました。

 

林愛夏の音楽発表会(以下、音楽発表会)」はそのまとめ。

だから選曲もあれに準じている、ということをすっかり忘れてました。

(かと言ってベビレの曲をやることは期待してなかったし、やらないと思ってた)

 

3.選民システム

 

これは運営面の話。

 

俺はBチケット、つまりスタンディングです。

なにやらこの発表会を開くためにファンディング(寄付)した人の中でも、1万円以上寄付したブルジョワたちは前方着席エリア(S席)での観覧、あとはチケット当選者が着席A席、引き弱の私たちBは立って見る、という感じ。

 

金を積めばよい思いができるという、現代アイドルの売り方としては最も正しいシステム。(俺はこのシステムにはかなり肯定的)

 

全体としてこの会は2時間40分(収量は22:40頃)あったのですが、アラサーリーマンの私はこの時間たっていられるほどのトレーニングを重ねておらず、今日も身体が痛いw

 

そして会場に入ると、スタッフのお姉さんが「Aの方は通路、Bの方はロッカールームからご案内しますー」の声。

 

そしてBチケットの我々は会場のロッカールームというブタ箱に押し込められるのでした。(暑い!くさい!狭い!)

 

まあ、寒い屋外に並ばせられるよりはよかったのかな、と思います。

 

2時間40分オタ詰め状態のスタンディングって…はっきり言って苦痛以外の何物でもなかった。

 

箱の規模とかあっていっぱい入れたいのはわかるけど、そりゃあきついっしょ、って。

 

4.言葉がわかりませんでした

 

そして会が始まり、1曲目の歌いだしでマイクの音量が上がっておらず。

この時点でここの音響スタッフマジで怒られろっていうフラストレーションが。

主催者側から値引きを要求されてもおかしくない。

 

さて、この会の俺の不満は主に2つです。

 

一つは、「今日あんまり歌上手くないぞ」

って思ったこと。

冒頭の3曲くらいで「あれ、いつも見てるよりもそんなに響いてこないぞ」って。

音楽の造形も深くないし、耳も全然よくない俺だけど、そう思っちゃった。

 

音響の関係?本人の実力?

 

序盤3曲では、緊張やらあるなかできれいにまとめた、っていう印象で、そんな歌は聴きたくねえんだよっていう。

表現が難しいんだけど、歌の伸びというか、声量というか、そんなものが数字でいうと10頭の中で期待しているなかで、7くらいしか出てなかった。(これは個人の感想です。)

 

もう一つは、あのイベントで演者と俺の間に

「共通言語」がなかったこと。

 

ここが一番大きかった。

 

この会を旅行に例えると、国に行くまでに「ベビレノハヤシマナツ 語」を主に勉強してこの国を旅行してた。この国への旅行で期待している楽しいことも頭の中で思い描いていた。ベビレノハヤシマナツ国で見たことない文化を見せてくれるかなーって。

 

で、実際に行ってみたら使っているのは「ハヤシマナツノシュミ 語」で、そこで起こるハヤシマナツノシュミ文化は全然好きじゃないことだった、ということ。

 

これはに関しては俺の責任だった。

完全にこの国で話されている言葉と文化を間違えてとらえてたし、その準備をすべきだった。

 

ただ、これは言わせてほしいのだけど、初見でも楽しめるコンテンツってのは世の中に舞台やミュージカルを含めたくさんあるし、最低限俺にとって「林愛夏」または「林愛夏のパフォーマンス」はベビレノハヤシマナツ語がなくても楽しめる要素ではあったはず、だった。

 

しかし、あの発表会は、唯一の共通言語たりえた「林愛夏」または「林愛夏のパフォーマンス」だけでは、一つ目の理由をきっかけにまったく楽しめないものだった。

 

俺自身は長時間彼女の趣味に振り回された感覚があり、それが正直な感想だ。

 

むしろ途中から飲みに行きたかった。アンコールの拍手とシェイカー(あれくらいチケット代800円高くてもいいから入場で配れよって)がうざったく感じたの初めてだ。

 

あの日、「知らない曲、なじみのない曲、なじみのないミュージカル」は楽しめなかったのだ。

(「みんなが盛り上がれる曲…ABBAのダンシングクイーン!!!」でほんとに盛り上がれました?次のABBAの曲、聞いたことあります?)

 

よかったこともあるよ、ゲストのシンガーソングライター セレイナ・アンさんのギターと歌唱、バイオリニストの末延麻裕子さんのバイオリンの音色は聴けて良かったなって思う。

 

一人ミュージカルも、最初は「え、何始めるつもりなの怖い怖い怖いww」って思ってたけど、感想としては「まあ、普通」。だって経験者でしょ。

 

5.まとめ

 

林愛夏のファンは優しすぎる。

すっごい演者に合わせてくれる。

ある種媚びる。

それが正当な評価を狂わせないか?

 

人の成長はある日0から1になるもので、決して規則正しく加点されるものじゃない。

そして「Good Job」「よくやった」は成長を止める。

叩かれて叩かれて、それでも立ち上がって成長するほうが多い。

 

アカデミー賞作品の映画「セッション」で出てくる逸話があって、

(完全な引用ではないのはすまん、ちょっと加筆修正もしてる)

 

当時16歳のチャーリー・パーカージャムセッションでの演奏中に舞い上がってしまい、ソロの最中に二小節先へ行ってしまった。ドラムのジョーンズは、シンバルを鳴らして知らせようとする。しかしパーカーは自分の演奏に自信があるのか、やめない。そのうち客も「そいつをやめさせろ!」と騒ぎ出す。ジョーンズはとうとうシンバルをはずして投げた。パーカーはびっくりして飛び上がり、演奏は止まった。メンバーも客も全員が、笑ったり叫んだりの大騒ぎ。この屈辱を受けたパーカーは奮起し猛特訓。名実ともに名奏者となる。

 

なんか、似てない?w

 

今回、入り口が「ベビレのまなっちゃん」であることで、それを期待してしまったのは間違いない。

見たいもの、勝手にこちらが期待したものじゃなかったから文句言ってるってのも全然間違じゃない。

 

俺は決して林愛夏が嫌いではないです、好きでした。

でも、俺が感動してたパフォーマンスはあの日なかった。

 

 

林愛夏は5年以上ステージで歌ってきたんだよ?

あの発表会で5年ベビレでやってるパフォーマンスが一端だって現れたか?

だって思うでしょ、5年もやってて少しもでないの?って。

 

比較対象が正しいか自信ないけど、数年前に野外で見たAKB48のカラオケ大会ってイベントで、元AKB48増田有華が歌った綾香の「みんな空の下」、あれすっげー感動したよ。当時メンバーをよく知らない、綾香の曲も聞いてない俺が共通言語が少ないなかで、歌だけでシンプルに感動したんだよ、うまい、きれいな声、って。

 

言わずにいれなかった。

ツイッターで本人からふぁぼもらうためが垣間見える、クソ褒めちぎるハッシュタグ付きツイートを見てるとさ。

オタクは盲目、ある種病気、ある種宗教。

ソロや別ジャンルの活動で人呼べるレベルって、けっこう遠いんだよ。

 

お目汚し失礼、文句や同意はぜひツイッターへ(@suga_taku7)

 

#林愛夏の音楽発表会