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そうさみんなのITボーイのブログです

マイノリティがマジョリティの時代は正直言ってクソダサい

 

ここ数年、ずっと思ってきたのは、タイトル通り「マイノリティであることがマジョリティの時代」であることだ。

 

特にアイドルオタクの世界に片足を突っ込んでいる身としては、非常に感じることが多くて、俺自身それは結構「嫌悪感」を感じている。

「マイノリティ(少数派)がマジョリティ(多数派)」というのは言葉として矛盾しているのだけど、マイノリティの集合体がマジョリティと化している現代はこの言葉しか言い表せない。

 

「マイノリティであることがマジョリティの時代」は間違いなくSNSが育てた。

誰でも誰かに見られることができ、リアクションがある。

自己顕示欲を満たしやすい時代。

 

突き詰めちゃえばマイノリティの思うことはたった1種類しかない。。

 

「みんなが知らない、評価しないこんなものを自分は評価している。だからかっこいいし感覚が優れている、私ってすごいでしょ?」

 

音楽だって、ファッションだって、アイドルだって、なんだってそう。

全ては自分が他者より優れたもの(感覚)を持っているという自己顕示のツールでしかない。

 

共通してるのは、他者に評価軸が備わってないこと。

 

引き合いに出して悪いのだけど…

 

これって、かわいいですか?

かわいいとしたら、どこがかわいいですか?

大矢梨華子はかわいい)

 

これって、おしゃれですか?

おしゃれだとしたら、どこがおしゃれですか?

 

かわいい、おしゃれ、って思う感覚が自分をアゲるツールじゃないって否定できますか?

 

 

多分さ、今はチェチェナちゃんは「面白い」じゃなくて、「おしゃれ」「かわいい」と言われるんじゃないかな??「コレを面白いじゃなくて、おしゃれ、かわいいと評価している私ってすごい」的な。

 

女子が「かわいい」を連発するのは「それをかわいいと思う自分がかわいい」とよく言われるけど、心理的には同じな気がする。

 

個性って突き詰めると、他者はそれが評価できない。評価軸を持っていない。

故に否定や批判はされないし、むしろ知らない世界を評価している視野や見識が広い人と思われ、少数の同じ価値観の人には間違いなく評価される。

その安全圏、絶対領域に自分を置くことで否定されない世界、お花畑に身を置いてることって、自覚してる?

 

俺は正直に上の2枚の画像はダサいし、かわいくないし、絶対隣を歩きたくないって思うよ。

 

小嶋陽菜って人のファッションだってそうで、最近ソロ出しりゅうちぇるのMV観たとき、吐く勢いで嫌悪感がすごかったよ。

 


【OFFICIAL】RYUCHELL(りゅうちぇる) - Hands up!! If you’re Awesome(Music Video)

 

これさ、最近流行ってる「昭和のバブルをかっこいい(かわいい)評価している私って素敵な感性でしょ?」が全面に出過ぎていて、クソダサイ。

 

早く自己顕示がなくなって、「多数の人が良いと思ったものが評価される時代」が来ないかなって思ってる。

 

じゃないと、「マイノリティをマジョリティとして批判してる俺」って言うマイノリティのな俺の自己顕示欲が満たされないじゃないか(笑)